HGウルトラマン01 (2019年11月発売) レビュー
HGウルトラマン01
1回400円。
2019年11月第4週〜発売開始。
待ちに待ったHGウルトラマンの復活！！！信じてました。ありがとうございます！！！
もうね、HGウルトラマンが大好き過ぎてこの復活を本当に楽しみにしてました。
早速回しました。
5回でコンプリート。(タイガがダブった)そんなにアソートで偏りはなさそうな感じ？？
なんというか、久しぶりに回して楽しいタイプのガシャだった。
ゼットンとタイガのカプセルの色が同じなことからカプセルの色はランダム、若しくはタイガとゼットンのみ同じピンク色でティガ青色、イーヴィルティガ黄色で固定のどちらか。
カプセルの形は昔懐かしのしっかり2つに割れるタイプ...ではなく、新型のためで引っかけるタイプ(新型といってもかれこれ4.5年くらいは経ってるか）
ミニブック。HGのマークの懐かしさと、最近よく見るULTRAMANのロゴが同じ空間にあるのがよい。
ちなみに生産国は中国とフィリピンで半々のようです。色々と努力してコスト調整とかしてるのだろうと想像ができます。
サイズ感。ソフビよりもアルティメットルミナスよりも小さく、集めやすいサイズ感。それでいてパーツ分割も多く、細かい造形。
このサイズ。いいぞーー。
では早速全種類をレビュー。
1.ウルトラマンタイガ
2019年のニューヒーロー。そしてタロウの息子。(と本人は呼ばれたくないと思うけど)
今回4種の中で、唯一の初HG化ということもあってなかなか新鮮。タイタスやフーマ、トレギアも一緒に欲しかったというのが本音だが、出してくれただけでもありがたいので、、今後に期待。
ポーズは、タロウと同じような片方の手を肩より上げているファイティングポーズの方がメジャーだと思うけど、今回はどちらかというと本当の戦闘の一場面を切り取ったポーズな感じがする。
赤い部分も成形色ではなく塗装っぽい。
顔は、中央のとんがった部分が別パーツ。その間のスリットも青で塗装。
プロテクターの青もしっかり塗装。顔はサイズを考えると大変よくできてると思います。方の抜き跡のラインが入ってしまっているのが少しだけ気になる。
タイガスパーク。..は流石に塗装できず真っ黒。造形は対決セットとかソフビの方が上かなぁ。でも別パーツで造形されてます(接着済み)
因みに対決セット(上)と500ソフビ(下)のタイガスパーク。
背面。塗装完璧。素晴らしい。なかなか背面がきれいに塗られているタイガのフィギュアはレアでは。（アーツとかプライズのフィギュアは多分塗られてるはず）
同じく今年復活したHG仮面ライダーのジオウと一緒に。サイズはほぼ一緒。ライダーは眼をクリアパーツで再現して1回300円。クリアパーツ導入は一概に賛成とも言えないが、なぜ100円安く作れたのだろう・・・（と言いつつ、2020年にゼロワンとかが入るHG仮面ライダーは400円に値上がってるが）
２．ウルトラマンティガ
古の光の戦士。そして平成初のテレビシリーズウルトラマン。タロウや初代マンを差し置いてラインナップ入り。超動のティガセットといい、やはりティガ世代が社会人になって、商品化も恵まれるようになった感じはある。(もともとティガは平成の中でも商品化に恵まれてる方だけど)
ポーズは、有名な構えを再現。
横から。ティ、ティガだ。。。。。（感動）このサイズでこのクオリティ。美しい。
背中。細い赤ラインも含めて、そこそこ複雑な模様を完璧に再現。
3.イーヴィルティガ
マサキケイゴが変身するもう一人のティガ。
ギンガの劇場版に出た他、最近はダークネスヒールズに選出されたりと何かと活躍の場が広がっているキャラ。
2弾でベリアルの収録が決まっているし、是非ジャグラー、ダークザギ、カミーラもHGで出して欲しいところ。
イーヴィルティガはHGで1度立体化している他、チョコエッグや京本セレクションといったミニフィギュアでも度々収録されており、立体化の度にポーズも異なっております。
アップで。
ちょっと寄り目気味。股のシワ部分の造形は流石HGといったところ。
ティガは4歳の頃に再放送(ナイスがCMやってる頃)で視聴していましたが、イーヴィルティガそのものよりも遊園地でダイゴのスパークレンスが奪われたシーンの方が記憶に残っています。
斜めから。耳の中まで塗装されてます。
絶妙な指のうねり。手だけを別造形にしてるっぽいです(接着済み)
背面。
台座が赤いけども、別に赤成型色を使ってるわけでは無さそうな質感。確信はないけども、わざわざ塗装した？？
対決風に。
熊本危機一髪！！これは並べて飾りたい！！
4.宇宙恐竜ゼットン
今回唯一の怪獣枠。初代ウルトラマンを倒した最強の怪獣...という肩書きも今や薄れている感じはなくはないが、それでもやはり初登場時エピソード「さらばウルトラマン」の活躍を見直すと惚れ惚れする&ショッキングな強さ。
なぜにゼットン？とラインナップ発表時は思ったけど、タイガでもガッツリ出演。
第18話「新しき世界のために」ではビルを横に傾けながら爆破させるすごい特撮シーンを見せつけてくれた上に、タイガの八つ裂き光輪(?)を両手でキャッチする豪快さも見せてくれた。(ただし新フォームのタイガトライストリウムには勝てなかった...)
1話限りの出演かと思いきや、21話「地球の友人」の冒頭でも登場。怪獣災害を別視点で描く、というシチュエーションは個人的に好きなので良かった。
新しき世界のために 予告
「星の一閃、アストロビーーム！！」(別にゼットンに対して使用したわけではないです)
地球の友人 予告
「私の与えた役割を果たせよ、タイガ」
ゼットンによる都市破壊活動から宇宙人を憎むようになった青年・田崎修が登場。
HGシリーズでは3度目の立体化。ジュネッスブルーが出た時と同じタイミングで出たものはクリアパーツも使用されていてめちゃくちゃクオリティ高かったが、今回も中々の出来。
アップで。
写真では分かりにくいですが、よーく見ると、黄色の発光部分は別パーツになってるような？？今回もクリアパーツでの再現が検討されてたけどコスト的に断念した
とか？？
よく考えてみると、他キャラも、タイガはともかくティガとイーヴィルティガはクリアパーツで目とカラータイマーを再現できそうなパーツ分割してるし。
でもまぁ、HGCOREシリーズのウルトラマンの目は微妙に暗かったりしたので、塗装の方が顔がハッキリして個人的には好きだったり。
ちなみにゼットンのツノは別造形なので細いです。最近のゼットンの解釈の通り、先端は黒に塗られてます。
(マックス版以降はともかく、初代ゼットンのツノの先端は実は黒塗装ではなくて陰になってただけ説もあるみたいですが、真意は未だ不明...)
背中。
甲羅の凸までしっかり塗装。ちょっと汚い箇所もあるけど、サイズを考えれば塗ってくれるだけでも嬉しい。
以上、4種でした。
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ここでHGウルトラマンの歴史と思い出をうんたら長々と書きます。
HGウルトラマンといえば、リアルなポージングのウルトラヒーローや怪獣(たまに隊員やメカ)フィギュアがカプセルに収められている、夢が詰まったカプセルシリーズ。
パワードの頃から1回200円で始まり(私が生まれる前)、初代マンとセブンのをメインにしながらも平成・昭和問わず様々なラインナップで登場。温度で色の変わるティガや、スプーン持ち手の付いてくるハヤタ隊員などの変わり種も登場。そして初代マン・セブン登場怪獣コンプリート計画が始動。
ちなみに私が初めて当てたHGは「あざ笑う眼」編のアグルV2。隣町のスーパーで回し、緑色のカプセルに入っていました。当時は「コンプリート」という言葉など知らなかった(以後、ガシャラーとして今に至る)
ガシャポン市場は拡大し続け、放送当時のソフビを再現したブルマァク魂や大型カプセルに入ったジオラマシリーズの「ウルトラマンイマジネイション」シリーズもHGシリーズとして登場。
しかし、段々とガシャバブルは弾けます。
生産国の中国の人件費高騰などに伴い、2007年のメビウスブレイブやヒカリがラインナップされた50弾で一度HGシリーズが終了。「HGCORE」という渋いラインナップとクリアメカ(そして背面の彩色省略)が売りのシリーズにリニューアル。ポーズ替えや色替えでラインナップを増やす1/2アソートが主流になる。
その間にかつてのラインナップの再販系HG(8兄弟SPやら大怪獣バトルSPやら)もいくつか発売。再販と言いつつ、グローザムやレイモン等の新規ラインナップも織り交ぜてくれたのは嬉しいところ。
そちらも苦しくなり、300円に値上げしてデジタル彩色を売りにしたDGシリーズが始まります。当時初登場のウルトラマンゼロ・ベリアルに混じりつつ初代ウルトラマン登場怪獣のコンプリート計画が続行。
(DGウルトラマン2は、当時の新ヒーローであるゼロが欲しくて10回くらい回した思い出。尻尾の千切れたゴモラが3個も出たなぁ。
ダークロプスゼロなどのレアアソートが始まるものの、DGウルトラマン5の予告だけされて終了...
された後はウルトラマンサーガ上映時にHGウルトラマンがHGヒーローズとして復活。1回200円の中で、レアアソートとして重塗装仕様が混入。更にレア枠でペダン星人(ウルトラギャラクシー大怪獣バトルに出てる方じゃなくて、セブンに出てきた方)をラインナップ。ウルトラの歴史に新たな1ページを書き込んだのもつかの間、2013年のHGウルトラマン04で棒立ちのウルトラマンギンガをラインナップさせて通常シリーズは終了...
その後は氷漬けのレオやしぼんだウルトラマン2世のラインナップされた完全大人向けなシリーズ(でもライブサインも付属)を1回300円で出したり、
空気を入れて遊ぶ玩具ガシャの中にチブル星人を1体だけラインナップさせたり、
アソートの偏りがすごいウルトラファイトを出したり、
ウルトラマンvs仮面ライダーの登場キャラをコンプリートさせたり。
更にプレバンで初代マンとセブンのコンプリート計画の総まとめを出した後、且つクオリティはめちゃくちゃ高い昭和2期や80の怪獣を単発で出したり。最近では漫画ULTRAMANからもプレバンで6兄弟が登場。...はしてるものの。
ものの！！！通常シリーズは実に6年ぶり！！6年ぶりの復活なのです！！！
1回400円と、1回200円だった頃から倍の値段にはなっていますが、ここ10年くらいでソフビの大きさも値段も塗装量も大きく変わり、HGシリーズ自体、終了の背景を追って来た身としてはむしろよく400円でやってくれたと思う。ホントに感謝しかない。なんなら、今年は怪獣名鑑も復活したしHGウルトラマンも復活したし、食玩・ガシャポン共に良い流れが来ている感じ。
第2弾では、タイガトライストリウムの他にベリアル、ジード、ゴモラとラインナップ。こちらも楽しみです。
読みにくい長文を最後まで読んでくださりありがとうございました。
