『HGX 円谷プロ参〜樋口真嗣セレクション〜』のタイラントを作る

HGX 円谷プロ参〜樋口真嗣セレクション〜

1回500円、全7種。2023年4月発売。

 

すごいラインナップですわ、ほんと..。

 

自分は11回でコンプしました。害獣軍団がそれぞれ2〜3個ダブった感じです。

 

それではざっとラインナップ紹介。

 

❶シン・ウルトラマン(降着時ver.)

タイラントの右腕がオマケとして付属。(バラバの腕ですね)

最後まで出なかったので、カプセル筐体の残りが少なくなっていくたびに実はもうこの筐体には残ってないのでは..とヒヤヒヤしました。

 

今回のラインナップ、全体的に70年代の圧がすごいけど、その中で一際輝くシンウルトラマン

 

HGX円谷プロ壱のシンウルトラマンの頭部リデコ版のようですが、そちらは未所持のためCCPのカプセル版と並べて。

 

蒲田くんの前例があるので、なにかしらシンウルトラマンもサプライズがあるだろうとは思ってましたが、やはり劇場で見た時はびっくりとワクワクがありましたね。

銀成形色剥き出しに頭部と胸部のみ塗装というシンプルなスタイル。

ですが、この銀色成形色がキレイなので降着時シンウルトラマンの「ぬるっ」とした表面をよく再現してる印象。

ビクトリーナイトから始まり、エックス、ゼロビヨンドやデルタライズクローなど、今や銀がメインカラーのウルトラソフビに使われてる銀成形色が砂っぽいというか石っぽい色味なのですが、それよりキレイです。

 

ミラーマン

タイラントの脚(レッドキングの脚ともいえる)が左右それぞれ付属。

初HG化のミラーマン。腰のベルト部は緑の成形色ですが、他は全塗装。

個人的にはミラーマンミラーマンで独立してHGで出して欲しかった気もするけど、「円谷プロ」という括りで商品展開されてるので、うん。

(ゴルゴザウルス2世とかならより納得がいった?)

 

❸ドロボン

HGピンチ&チャンス以来のラインナップ。当時はレア扱いだったので、もう手に入らないと思ってたのでここで再録(造形は新造形とのこと)は嬉しい。

ガシャポン版のソフビでもラインナップされたこともあったし、なんかこの10年単位で見るとやたら優遇されてる感が。

 

今回はカラータイマーの有無がコンパチ仕様になっているほか、棍棒カンテラも付属+取り外し可能。

さらにはタイラントの頭部まで付属!!塗装コストも1番かかってそうなパーツだし、なんなら頭部さえあればマスコレ的に楽しめる。

なんかドロボンだけやたらプレイバリュー高いな...

 

❹ダストパン

タイラントの左腕が付属。

大きな翼もあって圧倒的ボリューム。

ミラーマン怪獣初のHGはアイアンではなくダストパンとは...!!

「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」に出てきた個体は触覚もなく、目も赤い別仕様ですが、彼はウルトラ怪獣とカウントしても差し支えないでしょう(?)

というか、ドロボン、タイラント、ダストパン...これは明らかに意識してるとしか....

幼少期に読んでいたウルトラヒーロー図鑑には、巻末にハヌマーンウルトラ兄弟が並んでる写真とかあってなんか怖かった記憶。

色々あって今は黒歴史ですが、なかなか複雑な事情ですよね。

 

背中の羽の付け根にあるポチポチは留め具なんだろうか?

 

❺モスゴジラ

巨大なタイラントの腹部が付属。ずっしり重いです。

腹部の成形色はダストパンと同じ色。

そしたらモスゴジラの方もその成形色の方が良くない..??なんで緑なの..??

(おそらく怪獣消しゴム風にするために敢えて鮮やかな色にしてるんだろうけど)

 

❻ゴキブラー

いやボリューム感の無さよ。。

タイラントの尻尾その1が付属しますが、せっかくの巨大カプセルならもうちょっとオマケ付けるなり後述のハエブーンとセットにするなり出来ただろう、、と思いますが、やはりこういった枠を設けないといけないくらいに昨今のガシャポン生産環境はギリギリということなんでしょう。

 

❼ハエブーン

こちらもやはり小さいです。

このパーツダブったので、うまく切り貼りすればタイラントの尻尾延長できるかなとか思ったり。

 

ざっとこの3匹は塗装しました。

目の色はそれぞれ違うんですね。

塗ったらなんか愛着湧いてきたな。

まぁゴキブリとかだけど。

元はアース製薬のCMキャラらしいけど、映像とか残ってるんだろうか。

ツブイマとかでCM集を配信してほしいけど、権利の関係で難しいのかなあ。

 

では、7種のタイラントパーツを合体!

元が合体怪獣だし、ある程度はそれぞれの怪獣パーツに沿って分割されてるから「怨念の合体」感を楽しめます。

 

完成!!

いやすごい。これはすごい。昭和版のタイラントの造形を完全再現してます。

 

嫌らしい(?)目つきの再現度高い。

タイラント通算4度目のHG化ですが、HG史上最高の出来でしょう。

ソフビとかもなかなかこの顔つきを再現できているものはないので(ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO版は、そのスーツとしては出来良かったけど)

 

ギンガの時に出てた食玩も出来良かったけど、今回もすばらしい出来です。

 

尻尾の躍動感も素晴らしい。ピアノ線が見えそうな生き生きとした造形。

 

ウルトラ兄弟を超えてゆけ!

やはりこのボリューム感、すごく良いですね。こういう怪獣はウルトラマンと比べると小さく造形されやすいので。

 

ただまぁ、やはりコストの限界なのか、塗装がハッキリしすぎているというかビビットすぎるというか。

劇中のタイラントってもう少し白っぽいというか、淡い印象なんですよね。

(多分土埃とか、色々な理由がありそうですが)

 

というわけで軽くリペイント。

主な塗装は黒での全体部への墨入れと白塗料でのドライブブラシ。

目の色は真っ黒ではないかなーと思ったので、赤を追加しました。

やはり顔が似ている。素晴らしい造形。

頭部も青味がかかってる印象だったので、軽く青を載せてます。

 

ツブイマでタロウのタイラント回見直しましたが、回想とはいえいろんな怪獣や宇宙人の戦闘シーンが見られて楽しいですね。

 

あとウルトラサインを消す能力。強い。

 

 

以上、HGX円谷プロ参でした。

売り方とかまぁ賛否両論でその指摘は頷けるものばかりですが、もうこの環境ではこういった方法で売る、もしくは全く売らないの2択しかないのかなぁとも。

それだったら、やっぱり色々と新商品出てくれる方が個人的には嬉しいですね。

HGソリッドから含めると2ヶ月連続のガチャでのHGウルトラマンのリリース。ガシャポン黄金期を思い出させる展開です。

ぜひ今後も続いてほしいシリーズ。

もしコンプリートで完成する枠があるなら、イズマエルあたりどうでしょうか、、??

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。