劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス 感想 *ネタバレあり

劇場版ウルトラマンタイガのネタバレを含みます!!!

未見の方はご注意ください!!

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zettokonzzzz.hatenablog.com

 

3月の公開が自粛要請により公開延期となり、【近日公開】の文字が続いた予告編。

ウルトラマンクロニクル ゼロ&ジード」でも「ウルトラマンゼット」でも予告は流れ続け、予告にあるセリフの通り「待っていたよ!!!」状態でした。

 

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いざ、映画本編を見たあとは、なんというかホントに感慨深いというか、この作品を見ることができてよかったなという気持ちになりました。

 

 

○ニュージェネ全員集合

 

なんといってもギンガから始まったニュージェネレーションヒーローズが全員集合して同時変身するところは鳥肌モノでしたね。予告でも少し見れるけど、フルバージョンで、1人1人がどんどん着地するシーンはホントにすごい。ここだけで映画を観る価値がありました。

 

変身バンクは、いつもより若干省略されて、テンポが良くなってます。なんせ8人いるし。

 

一人一人のソロの戦闘シーンは、短いけども各ヒーローに合ったBGMが流れます。タイガで新登場した怪獣たちに囲まれて一斉攻撃を浴びながら、黒煙から現れた最強ヒーローたち!!!

バンクなしで最強フォームになったのは予想外でしたが、このシーンも神々しかった。

グリージョは後から参戦し、グルーブも誕生。

個人的にはグリージョ(とアサヒ)にも序盤から絡んで欲しかったけども、グリージョが遅れてやってきた背景はTV特番で描かれているのでいっか。

 

所謂「中の人」も、一人一人にちゃんと活躍がありました。みんな先輩になったなぁと。

 

前作の主役な湊兄弟はソロの戦闘シーンもあり、大活躍。

(初戦はやられ役だったところも、ある意味ルーブらしい)

ルーブ本編で特訓に使ってた謎の木の棒が再び出てきて実戦に使ってたのにはニヤリ。

 

さらに、カツ兄がトレギアに対して強く動揺していたり。

イサ兄に「俺が、じゃなくて俺たちが、だろ」って言われてたのがカツ兄らしい。

 

ガイさんはラムネを飲みながら戦ってたり。前夜祭でラムネあるだけ置いてもらったと石黒さんが話していたけど確かにあのくらい飲んでそう。

 

大地はさすが技術担当といったところ。(ピリカもメロメロになってた辺りも含めて)

ところで今回エックス自身は喋っておらず、戦闘シーンでは高橋健介さん自身が「.イーッサッ」と叫んでました。

エックスの紹介シーンでは中村悠一ボイスの「イーッサッ」がライブラリ音声として流れていたので、今回はただ中村さんを呼ばなかっただけ??...ギャラの問題??

エクスデバイザーに光が戻った時、大地がなにか言いたそうに見つめていたので、きっと視聴者に見えないだけで2人の中でユナイトしていたんでしょう。。

 

前夜祭で石黒さんにヘッドホンのデカさを弄られていましたがほんとにヘッドホンが気になって仕方ない。

 

リクは、父親と戦うことになったタイガに自分を重ねたり。

ビヨンド学園ではルームメイトだったグローザ星系人をぶん殴ってたのは容赦ないなぁと思ってしまった(笑)

予告の「よし!」のシーンは意外なところから使われてました。高いジャンプはジード1話でもやってましたね。

 

 

イサ兄がリクと仲良くしてるのは劇場版ルーブつながりだったし。

フリマに色々小物があった。グルジオボーンのぬいぐるみとか。そしてドンシャインフィギュアは捨てないで!!笑

 

イサ兄が霧崎に対して「イケメンだけど、俺には勝てないなぁ」みたいなことを言うのはおもしろかった。

 

ショウが落っこちてきたヒロユキをキャッチするのはさすが筋肉担当といったところ。

すっかりUPGの制服での活躍に見慣れましたね。

 

ヒカルがタロウのことを心配してたけど、本編では相棒のような関係だったタロウともっと絡んで欲しかったかなぁ。まぁでもギャラクシーファイトでも一回絡んでるか。

(というかタロウ、ギンガの頃はウルトラ兄弟の末っ子キャラで父や母に守られてる感じだったのにタイガでは立派な父親になって・・・・!!)

 

そして予告でも何百回と聞いた「行こうぜ〜〜」が、ヒカルらしくて良い。

 

ニュージェネの先輩たちがヒロユキから貸してた力を返してもらう時、一瞬だけそのヒーローのブレスレットが出てきて石化した変身アイテムに吸収されるんだけど、折角だからみんなあのブレスレット付けたままでも良かったんじゃないかな。もう玩具販促も終わったからやらなかったのかな。

 

戦いが終わって、ヒロユキに一人一人「よく頑張った」とメッセージを伝えるシーンがありましたが、ウィズコロナを生きる観客の我々に対して直接呼びかけている感じがして感動。(いや現実世界のコロナとの戦いはまだ続いてるけど!

 

地球を飛び去る時に一人一人カメラ目線であばよ、とかバイバーイとかしてくれるのはニュージェネらしさが詰まっていました。他のウルトラヒーローは多分黙って去る。ナイスとかはなんか言ってくれそうか。

 

ウルトラマンレイガ誕生

「俺たちは一歩も引かない!!!」

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この映画のウリのひとつが、新ヒーロー ウルトラマンレイガ。

ウルトラマンギンガビクトリー、ウルトラマンエクシードエックスベータスパークアーマー、ウルトラマンオーブトリニティ、ウルトラマンジードウルティメイトファイナル、ウルトラマングルーブ、ウルトラマンタイガトライストリウムが合体したヒーローです(片仮名の圧がすごい)(ついめちゃくちゃ早口で言っちゃう)

 

合体シーンも、タイガのウルトラホーンを使っているのが父親のタロウ譲りで「おっ!」となります。

 

謎空間におびき出され(しかもグリムドの背中とか足とか色々生えてる空間)、ニュージェネ各々の最強形態すら歯が立たない状況での合体。

 

レイガになってからはとにかくチート過ぎる強さを見せてくれましたが、これも歴代ニュージェネ最強形態の中でも特に最強クラスでした。さすが全員合体。

 

このタイミングでタロウが息子含めたニュージェネヒーローたちを守ろうとするのも良いシーン。

 

個人的には、久しぶりに超巨大サイズのボスが映画に出たことが嬉しい。

ニュージェネ映画では、ギンガSのダークルギエルが一瞬出たりしましたが、あれはラスボスではないし。

 

最近は違ったけど、やっぱウルトラ映画といえば巨大ラスボスだよな〜と。

 

グリムドのお腹に付いてる顔がトレギアになってるシーンは怖かった。目元とか似てるなーとは思ってたんだけどさ。

 

 

 

○タロウとトレギアの関係性

 

「匂わせ」程度ではあっても、本編で描かれなかったトレギアとタロウの関係性が描かれており、物語に深みが増したというか、トレギアの見方が少し変わったというか。

(ベリアルみたいに、トレギアのアーリースタイルが登場とかはありませんでした。今後アーリートレギアを見る機会はあるのか??)

 

カウントダウン動画で七瀬公さんが言っていた通り、トレギア物語を読んでから鑑賞するとより映画が楽しめますね。ボルヘスみたいな所に昔はよく行ってたんだなぁ、とか。

 

タロウはトレギアを助けたかったっぽいし、ホントに親友だったんだなぁとか思ったり。

 

でも本当の意味ではトレギアのことを理解してくれる人が周りに誰もいないことは悲しい。

(トレギア物語の中で、トレギアは任務に飛び立ったタロウのことを綴った詩をくちずさんだりしてますが、トレギアはタロウのことが大好きで、ホントは一緒にいたかったんだよなぁと。

かと言って、今のトレギアはタロウの説得で光の国に一緒に帰りたいわけではなく・・・

 

 

トレギアはベリアル以降のライバルポジションになっていく、と劇場版ルーブのパンフレットなどで言われてましたが、果たして今回で出番が終わったのか??

何でもアリな今のウルトラ界において、トレギアの息子、とか出てきたりはしてもおかしくないですが、、ここで倒されててもスッキリ終われるのでどうなるか今後が楽しみです。

 

(あと、一時期ダークネスヒールズの追加メンバーになりそうな雰囲気出してたよね?

 

 

 

○イージスの活躍

 

ニュージェネが全員集合するということで、タイガ要素は少し薄くなってしまうのかなと思いきや、がっつりタイガの映画として描いていたなと。

冒頭の、警備中にお宝を悪質な宇宙人に強奪されるという展開は、タイガ本編を思い出す。(なんとバラージの青い石!)

イージスのヒロユキ・ホマレコンビのアクション、お調子者のフーマ、冷静に「近い!」と突っ込むタイタスも懐かしさを感じる。

 

せっかく最終回でイージスの仲間になったマグマ星人は冒頭に怪我をし、看病するべく休職になったマーキンド星人と共に退場。ちょっと出番少なくてもったいないかなぁと。

と言いつつ、今回の映画のメインテーマに「宇宙人との共存」まで入れてしまうとごちゃついてしまうのでやむを得ないか。

 

マグマ星人が怪我したのもホマレを庇ったのが原因だし、ホマレ先輩がマグマ星人のお見舞いに行こうとしたりしてるセリフがあったりして、イージス内でも仲良いんだろうなという描写はさり気なくされてました。

 

○タイガ完結編としての役割

 

そしてタイガ、タイタス、フーマとヒロユキの別れ。今までのニュージェネシリーズはなんやかんや「別れ」を描くことは少なかった。

無印ギンガではヒカルとギンガは別れたけど、ギンガSで再会してからは一緒に活動してたし。エックスの劇場版でも、大地と別れたと思いきやすぐに帰ってきたり。

 

だから、久しぶりに変身者との別れのシーンを見てちょっと切ない。

 

今回の戦いも、ヒロユキを危険に晒したくないから別れよう、と切り出したり。それでも、ヒロユキとタイガたちで一緒に戦うことを決めて最終決戦に臨むという流れはめちゃくちゃアツい。

 

タイガのウルトラダイナマイトで、インナースペースでヒロユキ、タイタス、フーマも一緒にメラメラ燃えてるのが画的にみんなで戦ってる感じがあって良かったです。

 

別れのシーンで、フーマが素直にお別れを言えずにいじられたりしてるのが「らしさ」を感じた。

(...と言いつつ。こんな感動的なお別れだからこそ、尚更本編でもっとヒロユキとトライスクワッドの3人、特にタイタスとフーマともいっぱい絡んで欲しかったなぁとも思ったり。)

変身アイテムがなくても、彼らはつながっている、というのが響く。またどこかで会おう、みんな!!!

 

○ドラマティック

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エンドロール内の映像は、タイガのテレビ本編の振り返りが流れました。画面の周りにニュージェネヒーローたちが半透明で集結。そういえばアリブンタ出てたなーとか、色々思い出してタイガ本編をまた見たくなりました。

エンドロール後には、カツ兄、イサ兄、ヒロユキから(中の人としてではなく、役として)ありがとうメッセージが。湊兄弟が「内容が堅い!」とツッコミ入れる姿はルーブの前説みたい(というかルーブ2話まんま)で懐かしかった。この時のヒロユキはホルダーを腰につけてたけど、タイガとお別れする前に撮影したのか、若しくはホルダーだけはタイガとお別れしても残っているのか気になる所。

週替わりメッセージということだけど、ブルーレイの特典に全バージョン入れてくれるといいなあ。

 

 

とにかく、見れただけで大感動な本作。ウルフェスは中止になってしまったけど、夏の一大ウルトライベントとしてこの映画を見れてよかった。ブルーレイも欲しいところです

 

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 入場者特典はポストカード。ジードが当たりました。

この映画はもろゼットのジード客演回とつながってましたね..

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裏面の切手を貼る部分にはニュージェネレーションアイが。

色がついてないとウルトラゼロアイNEOと区別がつかない..

 

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